「立命館大学」様のオフラインとオンラインを融合させたゲーミング講義において、バーチャルオフィスサービス「oVice」の空間デザインを行いました。
コロナ禍において突如普及したツールのひとつに「オンライン会議システム」が挙げられますが、その発展形態とも言えるのがバーチャル空間「oVice(オヴィス)」です。oViceでは、オフラインに近い臨場感とオンラインならではの操作性を両立した特異なサービスとして、バーチャルオフィスやオンラインイベントなどに広く活用されています。
立命館大学政策科学部のゲーミング講義(シミュレーション形式での学生参加型講義)においても、コロナ禍ではオンラインに転換あるいはオフライン・オンラインのハイブリット実施とせざるを得ない状況のなか、このoViceが導入され、当社に空間デザインの依頼をいただいきました。
oViceにはミーティングやスピーカーなどさまざまな機能が組み込まれており、さらにバーチャル空間内にPDFやPPTなどのデータを格納・配置することができる活用の幅が広いツールです。
講義では100人規模の参加が想定され、それだけの人数がスムーズに移動できる動線確保に留意しながらも、ゲーミングの進行に有用な機能を余すことなく利活用できる必要があります。それゆえ短略的に背景画像による空間を描くにとどまることはできず、各種ツールの活用を踏まえた空間設計とそれに合ったインテリアデザインが求められ、リアル空間の設計さながらに複雑なものとなりました。
oViceは新しいツールのため、その空間設計に前例と言えるようなものはまだまだ少ない状況です。そういった意味で当社は先駆的なチャレンジャーとなることができました。引き続きoViceの実現性を検証しながら、クライアント様の用途に合わせて最適な空間設計ができるよう努めてまいります。
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